面白い記事vol.129『鍼治療と指圧が婦人科がん患者の痛みや不安を軽減する可能性 - アメリカ』

当院にも婦人科癌の術後から鍼治療を定期的に行っている患者さんが居られます。

再発もなく、患者さん曰く…

「患う前より体調が良くなってます☺」

と仰られていますね(^_^)

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「鍼治療と指圧は婦人科がんの手術を受ける患者の痛みと不安を軽減するのに役立つ可能性があります」という記事が、腫瘍学に関する最新情報を提供するASCO ポッドキャストのサイトに掲載されています。(ascopost 2023.1.18)

「統合腫瘍学」というのは、通常の手術・放射線・抗がん剤による化学療法などと補完代替医療を組み合わせたがん治療の分野です。

日本でも、鍼灸やマッサージ療法、運動療法などが、補完代替医療として知られていますね。
また、心理療法と心身療法といったものも、補完代替医療に含まれます。

世界では、「国際統合腫瘍学会」が設立されていて、その中でも、ASCO(American Society of Clinical Oncology=米国臨床腫瘍学会)が、世界最大のがんの学会です。

今回の記事には、以下のようにありました。

“The inclusion of preoperative integrative medical touch and relaxation therapies for anxiety, along with intraoperative acupuncture for pain and other quality of life related concerns, should be considered for patients undergoing gynecological oncology surgery,” emphasized lead study coauthor

要約すると、

婦人科腫瘍外科手術を受けている患者には痛みや生活の質に懸念があり、そのため術中の鍼治療とともに不安に対する術前の総合的なメディカルタッチとリラクゼーション療法を行うことを考慮する必要があります」と、医師が述べているということです。

鍼治療や指圧などを、治療に組み合わせることが良いということですね。
 
鍼治療や艾(もぐさ)を使った灸は、痛みなどを鎮める効果や自律神経の乱れを整えたり、体の不快な症状を和らげるといわれています。

そのため、痛みや息切れなどの身体に現れる症状を軽減することにつながると考えられます。

また、心理的・精神的な苦痛も穏やかになりリラックスできるので、その結果、生活の質(QOL)が改善されることも期待できます。

鍼治療で使われている鍼は、髪の毛くらいのとても細いもので、その方に合わせてサイズを選びます。

鍼を刺されて、たまに痛みのような、響きのような感覚がありますが、刺されても痛いと感じない場合や、刺されたことすらわからなかった、ということさえあるんですね。

また、お灸はほとんどが、心地よい温度からやや熱めで行う場合が多く、治療中に眠ってしまうほどです。

メインとなる治療に加えて、鍼灸や指圧のようなリラクゼーション療法を取り入れることが、患者さんの不安や痛みの軽減につながるということですね。


◯参考◯
『乳房の張った痛み【東洋医学で考える】』
https://umedahari.blog.fc2.com/blog-entry-940.html?sp

『生理痛《頭痛》【東洋医学で考える】』
https://umedahari.blog.fc2.com/blog-entry-470.html?sp

『面白い記事vol.117『がん治療の効果を引き出し再発リスクも減少させるというアメリカの研究レポート』』
https://umedahari.blog.fc2.com/blog-entry-916.html?sp

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