面白い記事vol.113『不妊症に対し鍼灸で妊娠率が13%改善、ツボを交えて紹介』
以前の記事で幾度も掲載した通り、当院にも今までに不妊治療を目的に来院され、めでたく妊娠された方は居られます(^-^)
現段階では、それを主の目的で来院されている方はお一人ですけど…σ(^_^;)?
そんな不妊治療に鍼灸を併用すると、妊娠出来る確率が上がりますよ❗
って記事ですm(_ _)m

少子化が進む日本。厚生労働省から発表されたデータによると、2019年の出生率は1.36。人口維持に必要とされている2.07の数字を大きく下回る結果となりました。
男性の生涯未婚率が4人に1人にのぼる等、結婚に対する考え方や、晩婚化も理由としてはあげられますが、その一方不妊で悩んでおられる方もたくさんいます。
日本産婦人科学会の定義によると、不妊症とは性生活を送っているにもかかわらず、妊娠の成立をみないケースを不妊といい、その期間についてはアメリカでは1年、日本では2年というのが一般的であるとされています。
不妊治療は大きく4つに分類され
1、 排卵時期に性行為を行なってもらうタイミング法
2、 精液を直接子宮腔に注入する人工授精
3、 排卵誘発剤の服薬等による、薬物療法
4、 卵子と精子を体外で受精させ胎内に戻す体外受精
等があります。
不妊治療を受けている患者さんの総数は、全体で約47万人、そのうち一般的な不妊治療で約33万人、人工授精が約7万人、体外受精で約7万人と推定されています。
そして不妊治療は女性の体に負担を強いる他、上記に挙げた2、4に関しては健康保険適応外となるため、金銭的な負担もかかってきます。
今回そのような不妊治療に対して、鍼灸治療が効果的であるという最新研究をご紹介いたします。
〜〜〜〜〜
鍼灸治療は、子宮内膜が薄いことが原因による不妊症患者の妊娠率を高めます。
新疆医科大学提携病院の研究者は、鍼灸治療と卵胞ホルモン薬による薬物療法を組み合わせた治療群が、卵胞ホルモン薬のみを使用した対照群と比較して高い妊娠率をもたらすと結論づけました。
卵胞ホルモン薬はホルモンの不均衡を治療するために使用されるエストロゲンの一種です。
卵胞ホルモン薬対照群は20.0%の臨床妊娠率を得ました。
鍼灸治療併用プロトコル治療群の臨床妊娠率は33.3%でした。
鍼灸治療を追加することで、妊娠率が13.3%増加しました。
この研究では、合計60人の患者が治療および評価されました。患者は2017年4月から2018年1月の間に子宮内膜が薄いために、不妊症と診断されました。
各グループに30人の患者がいる鍼治療グループ、または対照グループにランダムに割り当てられました。
鍼治療グループの年齢範囲は25〜40歳(平均年齢34歳)で、不妊期間は1〜15年(平均期間4.9年)でした。
対照群の年齢範囲は24〜40歳(平均年齢35歳)で、不妊期間は1〜14年(平均期間4,5年)でした。
2つのグループ間で年齢や不妊期間に関して、統計的に有意な差はありませんでした。
治療は月経周期ごとに行われ、合計3サイクル続けられました。
この研究は超音波を用い、子宮内膜の厚さ、形態、子宮内膜の血流を測定しました。その結果、卵胞ホルモン薬のみを使用した対照群に比べ、鍼灸治療を併用した治療群とでは有意な差がみられました。
鍼治療で用いられた主なポイントは以下の通りです。
• CV12 (中脘)
• ST25 (天枢)
• GB26 (帯脈)
• CV6 (気海)
• CV4 (関元)
• SP10 (血海)
• ST36 (足三里)
• SP6 (三陰交)
• LV3 (太衝)
• BL23 (腎兪)
• GV4 (命門)
標準サイズの鍼を挿入した後、穏やかな補法を各ツボに施し、得気をえました。
十分な感覚が得られたら、鍼を30分間保持し関元、足三里、腎兪には灸頭鍼も行いました。
鍼治療は妊娠率を改善する効果的な手段です。卵胞ホルモン薬と鍼治療の併用療法は、卵胞ホルモン薬のみを投与されている患者よりも臨床的に優れた妊娠率を示しました。
〜〜〜〜〜
https://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1971-acupuncture-improves-pregnancy-rates
今回不妊で悩む患者さんに対して、鍼治療が有効であるという最新研究を紹介させていただきました。
不妊治療は、女性が仕事と両立して行う場合、クリニック受診や、人工授精、体外受精のため重要なタイミングで仕事を休んだりしなければならなかったりすることから、職場や周囲の理解を得る必要があります。また多くの場合、治療期間が長期に及ぶケースが多く、時間的な拘束だけでなく、金銭的な負担ものしかかり、まるで出口の見えない長いトンネルを進んでいるような、心理的な辛さをかかえる女性が多いとされています。
鍼灸は単に妊娠率を改善させるだけでなく、治療時間中、鍼灸師とコミュニケーションを取ることによって悩みを打ち明けることが出来たり、冷えや肩こり、便秘等の他の症状に対しても治療を並行して行なっていけることから、精神的にも肉体的にも優しい治療法です。
今回のような研究結果が不妊でお悩みの方を始め、一般の方に認知されることによって、一人でも多くの不妊で悩む方へ、手を差しのべることが出来たら嬉しく思います。
◯参考◯
『不妊【東洋医学で考える】vol.1』
https://umedahari.blog.fc2.com/blog-entry-424.html?sp
『不妊【東洋医学で考える】vol.2』
https://umedahari.blog.fc2.com/blog-entry-425.html?sp
『不妊【東洋医学で考える】vol.3』
https://umedahari.blog.fc2.com/blog-entry-426.html?sp
○お願い○
下記のGoogleページに『クチコミ』頂けると有り難いですm(_ _)m
宜しくお願い致しますm(_ _)m
『https://g.page/umedashinkyu/review?gm』

お問い合わせ・予約に関する電話番号・メール。
☎️:06-6881-0302
✉️:umeda.hari@gmail.com
梅田鍼灸治療院・整骨院のホームページです。
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現段階では、それを主の目的で来院されている方はお一人ですけど…σ(^_^;)?
そんな不妊治療に鍼灸を併用すると、妊娠出来る確率が上がりますよ❗
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少子化が進む日本。厚生労働省から発表されたデータによると、2019年の出生率は1.36。人口維持に必要とされている2.07の数字を大きく下回る結果となりました。
男性の生涯未婚率が4人に1人にのぼる等、結婚に対する考え方や、晩婚化も理由としてはあげられますが、その一方不妊で悩んでおられる方もたくさんいます。
日本産婦人科学会の定義によると、不妊症とは性生活を送っているにもかかわらず、妊娠の成立をみないケースを不妊といい、その期間についてはアメリカでは1年、日本では2年というのが一般的であるとされています。
不妊治療は大きく4つに分類され
1、 排卵時期に性行為を行なってもらうタイミング法
2、 精液を直接子宮腔に注入する人工授精
3、 排卵誘発剤の服薬等による、薬物療法
4、 卵子と精子を体外で受精させ胎内に戻す体外受精
等があります。
不妊治療を受けている患者さんの総数は、全体で約47万人、そのうち一般的な不妊治療で約33万人、人工授精が約7万人、体外受精で約7万人と推定されています。
そして不妊治療は女性の体に負担を強いる他、上記に挙げた2、4に関しては健康保険適応外となるため、金銭的な負担もかかってきます。
今回そのような不妊治療に対して、鍼灸治療が効果的であるという最新研究をご紹介いたします。
〜〜〜〜〜
鍼灸治療は、子宮内膜が薄いことが原因による不妊症患者の妊娠率を高めます。
新疆医科大学提携病院の研究者は、鍼灸治療と卵胞ホルモン薬による薬物療法を組み合わせた治療群が、卵胞ホルモン薬のみを使用した対照群と比較して高い妊娠率をもたらすと結論づけました。
卵胞ホルモン薬はホルモンの不均衡を治療するために使用されるエストロゲンの一種です。
卵胞ホルモン薬対照群は20.0%の臨床妊娠率を得ました。
鍼灸治療併用プロトコル治療群の臨床妊娠率は33.3%でした。
鍼灸治療を追加することで、妊娠率が13.3%増加しました。
この研究では、合計60人の患者が治療および評価されました。患者は2017年4月から2018年1月の間に子宮内膜が薄いために、不妊症と診断されました。
各グループに30人の患者がいる鍼治療グループ、または対照グループにランダムに割り当てられました。
鍼治療グループの年齢範囲は25〜40歳(平均年齢34歳)で、不妊期間は1〜15年(平均期間4.9年)でした。
対照群の年齢範囲は24〜40歳(平均年齢35歳)で、不妊期間は1〜14年(平均期間4,5年)でした。
2つのグループ間で年齢や不妊期間に関して、統計的に有意な差はありませんでした。
治療は月経周期ごとに行われ、合計3サイクル続けられました。
この研究は超音波を用い、子宮内膜の厚さ、形態、子宮内膜の血流を測定しました。その結果、卵胞ホルモン薬のみを使用した対照群に比べ、鍼灸治療を併用した治療群とでは有意な差がみられました。
鍼治療で用いられた主なポイントは以下の通りです。
• CV12 (中脘)
• ST25 (天枢)
• GB26 (帯脈)
• CV6 (気海)
• CV4 (関元)
• SP10 (血海)
• ST36 (足三里)
• SP6 (三陰交)
• LV3 (太衝)
• BL23 (腎兪)
• GV4 (命門)
標準サイズの鍼を挿入した後、穏やかな補法を各ツボに施し、得気をえました。
十分な感覚が得られたら、鍼を30分間保持し関元、足三里、腎兪には灸頭鍼も行いました。
鍼治療は妊娠率を改善する効果的な手段です。卵胞ホルモン薬と鍼治療の併用療法は、卵胞ホルモン薬のみを投与されている患者よりも臨床的に優れた妊娠率を示しました。
〜〜〜〜〜
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今回不妊で悩む患者さんに対して、鍼治療が有効であるという最新研究を紹介させていただきました。
不妊治療は、女性が仕事と両立して行う場合、クリニック受診や、人工授精、体外受精のため重要なタイミングで仕事を休んだりしなければならなかったりすることから、職場や周囲の理解を得る必要があります。また多くの場合、治療期間が長期に及ぶケースが多く、時間的な拘束だけでなく、金銭的な負担ものしかかり、まるで出口の見えない長いトンネルを進んでいるような、心理的な辛さをかかえる女性が多いとされています。
鍼灸は単に妊娠率を改善させるだけでなく、治療時間中、鍼灸師とコミュニケーションを取ることによって悩みを打ち明けることが出来たり、冷えや肩こり、便秘等の他の症状に対しても治療を並行して行なっていけることから、精神的にも肉体的にも優しい治療法です。
今回のような研究結果が不妊でお悩みの方を始め、一般の方に認知されることによって、一人でも多くの不妊で悩む方へ、手を差しのべることが出来たら嬉しく思います。
◯参考◯
『不妊【東洋医学で考える】vol.1』
https://umedahari.blog.fc2.com/blog-entry-424.html?sp
『不妊【東洋医学で考える】vol.2』
https://umedahari.blog.fc2.com/blog-entry-425.html?sp
『不妊【東洋医学で考える】vol.3』
https://umedahari.blog.fc2.com/blog-entry-426.html?sp
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