話の"ツボ"

最近、本や雑誌などで「ツボ」に関する物を、よく目にします。

東洋医学が少しは注目されているのは、関わる者としては、嬉しい事です!!

しかし、そこに書いているのは、どれも「肩こりに効くツボは・・・」「便秘に効くツボは・・・」「生理痛に効くツボは・・・」など、『この症状には、このツボ!!』と言う書き方をしているものばかりです。

本来、「ツボ」というのは症状に対応して定められているものでは無いのです!!

前回の話で、治療をしていく事は"平人"に近付ける作業です。「ツボ」(正式には"経穴”(けいけつ))と言うものは特性があり、傾いた身体を平らに戻すツールとなります。

つまり、冷えが原因で悪い症状が出ている人なら、温める作用のツボを用い、血の巡りが悪くなって身体に症状が出ている人には、巡りを良くするツボを用います。

この様に『ツボ』と言うものは、症状に対して存在しているのではなく、身体を温めたり冷やしたり、または身体に溜まった湿気を取ったりなど、身体の状態を整える為に足したり引いたりする為に用いる物、と考えてもらって良いと思います。

その為、症状に対して「ツボ」(症状='この'ツボ)を使用するケースでは、"効く人"と"効かない人"が出て来てしまうのです。

患者さんが抱えている症状をもとに、様々な東洋医学的な診察を施して体質を把握し、症状の原因を理解した上で、「ツボ」を使用すれば、"効かない人"は基本的に出て来ません。

皆さんが鍼灸院選びに悩んでいるのでしたら、鍼や灸を行う前に"しっかり"問診して、脈・舌・腹などの触診を行った後から、鍼や灸などの施術を行う鍼灸院が、最低条件になり、お薦めになりますかねぇ~!!

患者さんが症状を伝えて、「はい、はい~!!」と鍼を打ったり、灸をしたりする治療院は、余りお薦めできませんねぇ~!!

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