八法 汗法

発汗させて体表部の邪気を汗とともに解除する治法です。

東洋医学的な表現をすると、

肺気を宣発し営衛を暢調にして、そう理を開泄する

のです!!

黄帝内経『素問』陰陽応象大論に、

「其れ皮に在る者は、汗によりて之を発す」

と記されていますし、漢方界のバイブルである『傷寒論』にも

「脈浮のものは、病表に在り、汗を発すべし」

と指摘しています。

外感六淫(以前のブログで紹介しましたね)の初期、病邪が表にある場合に用いる事が多いですね!!

現代医学の病名で例えると、

感冒・麻疹の初期や急性腎炎など・・・。いっぱいありますね~


皆さんも風邪をひいて熱が出て、その後、汗を沢山かいて熱が下がって風邪が治った!!・・・って経験あると思います。

あれを鍼や灸で誘発させると思ってくれれば良いですかね!!


ちなみに、専門的になるのですが、大変重要なので・・・


汗を出させる方法は、風邪でも"風寒"と"風熱"では変わってきます!!

鍼や灸で治療をしてもらう方は、先生がしっかり診てくれると思うので、大丈夫だと思うのですが、

風邪をひいたら漢方薬を使用する方も多いと思います。方剤の働きとして、どちらも汗法なのですが「辛温解表」と「辛涼解表」の二つがあるので、逆の方の薬を飲むと間違った治療(誤治)になっちゅうので注意して下さいよ!!

「風邪には葛根湯!!」

危険なフレーズです!!











梅田鍼灸治療院・整骨院のホームページです。
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