内因(七情) vol.3

『思』
 ・脾は思を主(つかさど)る
 ・気結(けっ)す

 いろいろと思いが募ると、食べ物が喉を通らなくなって、食欲がなくなったり、逆にお腹が張ってきたりするパターンですかねぇ~。

 順序としては、思慮しすぎると気を鬱血させ、心を傷める事で、結果脾を損傷させるって感じですね!!


『憂・悲』
 ・肺は悲憂を主る
 ・気消える

 悲しみすぎると肺気が弱って意気消沈してしまいます。


『驚・恐』
 ・腎は驚恐を主る
 ・気乱れる⇦驚
 ・気下る⇦恐

 "驚恐"どちらも、度がすぎると腎を損傷させてしまうのですが、気の変化に違いがあります。

 驚き慌てると、どうしてよいかわからない混乱した状態になりますよね!!
 つまり、気が乱れて正しい判断・決断が出来なくなってしまいます。

 そして、恐ですね。
"恐"の漢字から連想しやすいです。
 マンガなどで時々、恐がりすぎて小便を漏らしてしまうシーン出てきませんか?
 まさにあれが、気下るです!!
 どの様な仕組みかと言うと、「『気』vol.2(2011.9.24)」のブログで出てきた"固摂作用"。
 この場合は、腎の気の固摂作用が弱る事で、尿を貯める働きが低下し、失禁してしまう。という流れですね!!


どの感情(七情)も"度が過ぎる"と身体によろしくない。
平穏な感情、平穏な心が身体にとっては最適なのですね!!





梅田鍼灸治療院・整骨院のホームページです。
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