鼻みず・鼻汁【東洋医学で考える】vol.2

前回の記事
(https://blogs.yahoo.co.jp/umedahari/15731226.html)で、症状によるタイプ別の分類を記載しましたが、

今回はそのタイプ別の解説と、症状を改善していくための《養生》についての内容です。

早速どうぞm(_ _)m



○タイプ別解説○

【風寒 タイプ】
冷えて
カゼをひいている様な状態で生じる鼻みず
ですね。
無色の薄い鼻みずが特徴です。

《養生》
カゼをひいている状態ですので、カゼをひいた時の過ごし方が養生になります

"冷えないように暖かくして、早く寝る
❗"ですね🎵


【風熱 タイプ】
夏カゼの様な状態です。上記の『風寒タイプ』の場合、冷えた"邪"…"寒邪"に侵されたと、東洋医学では考えるのですが、それとは逆に熱の邪…"熱邪"
に侵されている状態のものです。
黄色く粘り気のある鼻みずが特徴ですね。

《養生》
この場合、「"熱"だから冷やしたら良いのか?」と考えてしまうかもしれませんが、一概にそんなことはなく、冷やし過ぎず温めすぎず、快適な温度を保つことがポイント
になります。そしてゆっくり、早く寝る
ことは忘れないように❗


【湿熱 タイプ】
余分な水分
と余分な熱
が体の中に貯まる事で鼻みずが生じるタイプです。
悪臭を伴う濁った黄色や黄緑色の多量な鼻みずが特徴ですね。

《養生》
このタイプは胃腸の弱りから生じていることが多く、脂っこいものや味の濃いもの、甘いもの
は症状を助長させるので、控えめにした方が良いでしょう

逆にキュウリやスイカなどの瓜系の食べ物は、体の余分な水気と熱を取ってくれる働きがあるので、積極的に取ると良いでしょう



【燥熱 タイプ】
字の通り、乾燥
と熱
の影響で鼻みずが生じるタイプです。
粘り気のある黄色い鼻みずが少量出る事が特徴ですね。

《養生》
部屋
の湿度を十分に保ち、ゆっくり過ごすと良いでしょう

喉の乾きがあるなら、こまめに水分
を取りましょう。


【気虚 タイプ】
体力の低下
が原因で生じるタイプです。体力が低下することで、体の水分を保つ力が弱ってしまったと、東洋医学では考えます。言い替えると、"水漏れ"しているイメージですかね。
無色で水のような鼻みずが出る事が特徴ですね。

《養生》
単純に、体力を回復させる事が大切です。
早く寝て、質の良い睡眠
を取ることが先決ですね。


【腎虚 タイプ】
これも上記の『気虚タイプ』同様に、体力の低下が原因になるのですが、少し仕組みが違いまして、気虚タイプでは"水漏れ"のイメージと書きましたが、こちらのイメージは"水漏れ"+"水不足"になっているような感じでしょうか

少量で無色の鼻みずが慢性的に出る事が特徴ですね。

《養生》
とにかく"早く寝て、質の良い睡眠
を取る❗"まずはそれが無いと小手先の養生になってしまいますね。だから睡眠が先決です



○まとめ○
前回の記事で自分がどのタイプなのか、大まかな予想は付いたのではないでしょうか。そして今回の《養生》で、どのように取り組めば改善されるか、のヒントになったのではないでしょうか。


上記の《養生》は、あくまでも体質を正確に分類出来てこその《養生》です。実際にはもっと正確に細かな体質分類が必要になります。そして、やはりそれは一定水準以上の鍼灸師でないと難しいです。
上記の《養生》を行ってもなかなか症状が軽快されない方は、お近くの"良い"鍼灸院をお選び下さいm(__)m


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