鼻みず・鼻汁【東洋医学で考える】vol.1
鼻みず、鼻汁

の事を東洋医学では『鼻流涕(びりゅうてい)』と言います
鼻から流れる汁の性質によって、「清涕」「白粘涕」「粘膿涕」「黄膿涕」「膿血涕」「臭涕」などに分けられます。
ではその鼻みずは現状、どのような身体の状態のタイプなのか。
東洋医学的には大きく6つのタイプに分類されます。
特徴的な症状を記載していきます

【風寒 タイプ】
・無色で薄く多量の鼻みず
・鼻づまり
・くしゃみの頻発
・発熱
・悪寒
・頭痛
・咳
・汗は出ない
【風熱 タイプ】
・黄色で粘り気のある多量の鼻汁
・鼻の周りが赤く腫れ、痛みを伴う
・鼻づまり
・頭痛
・発熱
・寒気
・咳
・汗が出る
【湿熱 タイプ】
・黄色で粘り気と臭いのある多量の鼻汁
・喉に鼻汁が逆流する
・鼻づまり
・嗅覚障害
・頭が重い
・頭痛
・胃が重苦しい
・食欲不振
・口が苦い
・口が粘る
・水は飲みたくない
・尿の色が濃い
【燥熱 タイプ】
・黄色で粘り気があり、血の混ざった鼻汁
・鼻の中の乾燥と痛み
・鼻づまり
・頭痛
・胸や腹が張って苦しい
・喉の乾燥
・口が苦い
・喉が渇いて、冷たいものを飲みたがる
・便が硬い
・尿の色が濃い
【気虚 タイプ】
・慢性的に反復して生じる無色でうすい鼻みず(時間が経てば白色で粘ったり、ときに無色、黄色や薄い黄色で臭気を伴う)
・鼻づまり
・冷気や刺激物により発作が起こる
・息切れ
・話をするのがおっくう
・倦怠感、無力感
・胃が重苦しい
・食欲不振
・泥状便
【腎虚 タイプ】
・慢性的に無色で薄い少量の鼻みず
・冷えると増量し、無色~黄色に変化する
・鼻づまり
・臭覚の減退
・腰や膝がだるく無力
・寒がる
・手足の冷え
ご自身がどのタイプになるのか、大まかな予想は付いたのではないでしょうか

タイプが6つありますので、この後にタイプ別の解説を載せると、すごいボリュームになりそうですので、解説は次回に持ち越しです

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