面白い記事vol.29『歯の本数が少ない高齢者は睡眠リスク高まる…睡眠時無呼吸症候群が体に及ぼす悪影響』

五臓六腑の一つ"腎"

その働きの中に(以前にも書きましたが)

『骨を主(つかさど)る』

というのがあります。

そして『歯は骨の余り』と言われますので、歯の強さは"腎"臓の強さと密接な関係を持ちます


更に"腎"は睡眠
や免疫などにも深く関係している臓腑ですので、下記の記事を東洋医学的に考察すると、

「"腎虚"だから歯が弱くなるし…"腎虚"だから睡眠時に無呼吸になるんでしょ

「そりゃそうでしょ


と納得する内容です

"睡眠の質"が大切ですよ!というお話は以前にも書きましたが、その質を落とさない為にも"歯"は大切です

逆に"歯"が弱くなると"睡眠の質"も下がり、(記事中にも書いていますが)様々な病気のリスクも高まるということですね

東洋医学で言うと一言です

"腎"を消耗しないこと



"腎虚(じんきょ)"にならないように注意することですね


*"腎"の働きについては記事の後の⚫参考⚫をご参照下さい*




歯の本数が少ない高齢者ほど短時間睡眠や長時間睡眠に陥りやすいという興味深い研究成果がある。

 東北大学大学院国際歯科保健学分野の小山史穂子氏(現・大阪国際がんセンターがん対策センター)は、「歯の本数が少ない高齢者は、歯の本数が多い人に比べて短時間睡眠や長時間睡眠になるリスクが高い可能性がある」とする研究成果を『Sleep Medicine』12月号オンライン版に発表した。

 発表によれば、日本老年学的評価研究(JAGESプロジェクト)の2010年度調査データに基づき、65歳以上の高齢者を対象に「7時間の睡眠時間を基準として現在の歯の本数と短時間睡眠(4時間以下)あるいは長時間睡眠(10時間以上)との関連性」を調べた。睡眠時間に関する質問は、ランダムに抽出した2万3,444人のうち2万548人(平均年齢73.7歳)から回答を得た。

その結果、歯が20本以上の高齢者では、短時間睡眠の割合は2.3%(160人)、長時間睡眠の割合は2.8%(195人)だった。一方、歯が少ない高齢者ではそれぞれ3.3%(100人)、9.0%(272人)といずれも割合が高かった。

 また、性や年齢などの関連因子で調整して統計解析したところ、歯の本数と睡眠時間はU字型の関連を示し、歯が20本以上の高齢者に比べて歯が少ない人は、短時間睡眠になるリスクが1.4倍、長時間睡眠になるリスクが1.8倍だった。歯の本数が1~9本の人の短時間睡眠のリスクは1.3倍、長時間睡眠のリスクは1.5倍だった。

 以上の結果から、小山氏は「歯が20本以上ある高齢者に比べて、10本未満と少ない高齢者は短時間睡眠や長時間睡眠になりやすい可能性がある。高齢になっても歯の健康を保ち、数多くの歯を保持することが適切な睡眠時間を取り続けることにつながる」と結論づけている。

【睡眠にまつわる病気 睡眠時無呼吸症候群は突然死、高脂血症、糖尿病、うつ病と関連】

 睡眠にまつわる病気には様々な種類があり、短時間睡眠は「不眠症」、長時間睡眠は「過眠症」の症状の1つでもある。その中でも特に注意が必要な病気は「睡眠時無呼吸低呼吸症候群」だ。

 睡眠時無呼吸低呼吸症候群は、睡眠中に何らかの原因で気道が狭くなり呼吸が止まる(無呼吸)、弱くなる、いびきをかく(低呼吸)などの症状を繰り返すため、良質な睡眠が取れず日中に強い眠気に襲われるケースもある。その結果、判断力や集中力の低下が起こり、重大な事故や労働災害などにつながるリスクが発生するのだ。

 また、睡眠中に無呼吸、低呼吸が起こると、血液中の酸素が不足したり、呼吸によって体外に二酸化炭素を吐く力が弱まり、血液中の二酸化炭素濃度が濃くなったりする。その結果、心臓、肺、循環器系などに負担がかかり、高血圧、心臓疾患、脳血管障害などを引き起こし、突然死の原因になることもある。その他、高脂血症、糖尿病、自律神経の異常やうつ病などの精神疾患とも関連していると言われている。

睡眠時無呼吸低呼吸症候群の検査法に、睡眠日誌、ピッツバーク睡眠質問票、エプワース眠気尺度などがある。エプワース眠気尺度はセルフチェックができ、10点以上ならば要注意、15点以上なら医師の診断が必要になる。その他、睡眠呼吸障害などの睡眠中の異常を評価する簡易型睡眠検査、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)と日中の眠気を評価する多回睡眠潜時検査(MSLT)、覚醒維持検査(MWT)などの検査法もあり、睡眠時無呼吸低呼吸症候群の自覚が少しでもある人は、是非チェックしてほしい。(睡眠時無呼吸低呼吸症候群の詳しい検査方法はこちら)

 睡眠時間は長すぎても短すぎても健康によくないことは知られているが、睡眠の目的や睡眠の効果、さらには理想的な睡眠とは何かなど、未だ解明されていない。

 睡眠の重要性に関してまだまだ意識が低いとされる日本人。経済協力開発機構(OECD)が2009年に行った睡眠の実態調査では、対象となった18カ国の中で、日本の平均睡眠時間は韓国と並んで世界の最低水準にあった。最近では韓国よりも短くなったといわれている。

 睡眠と健康や疾患との関係性、重要性について普及させる必要がありそうだ。




⚫参考⚫
『腎vol.1』(https://blogs.yahoo.co.jp/umedahari/8387557.html)
『腎vol.2』(https://blogs.yahoo.co.jp/umedahari/8431756.html)
『腎vol.3』(https://blogs.yahoo.co.jp/umedahari/8489296.html)
『腎vol.4』(https://blogs.yahoo.co.jp/umedahari/8517180.html)


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