生理痛《頭痛》【東洋医学で考える】

毎回の月経期や月経前後に頭痛
を生じる方は多いのではないでしょうか。
東洋医学では『経行頭痛(けいこうずつう)』と言います。

やはりこれも
体質
から生じるものです

体質を変えることで、悩ましい"経行頭痛"から別れ
を告げる為の参考になれば良いと思っております


今回は大きく3つのタイプに分類されます

タイプ別に分類した後に、簡単な《養生》も載せていますので参考にしてみて下さいm(__)m





【血お タイプ】
・生理前あるいは生理中に固定性で刺すような頭痛
・月経量が少なく血の塊が混じる
・下腹部痛

【肝陽上亢 タイプ】
・生理前あるいは生理中に頭のふらつきと張るような頭痛
・イライラ
・怒りっぽい
・睡眠が浅い
・腰がだるい
・耳鳴り
・脇腹の痛み
・口が苦い
・生理周期が短い
・経血量が多く鮮紅色
・黄色いオリモノが多い

【血虚 タイプ】
・生理中あるいは生理後に頭に鈍痛
・鈍痛が眼の周囲や眉毛辺りに広がる
・頭のふらつき
・めまい
・光が眩しく感じる
・じっとしていたい
・動悸
・睡眠が浅い
・口が乾く
・喉の乾燥を感じる
・食欲不振
・顔色が黄色い
・経血量が少なく淡紅色


〇タイプ別解説〇

【血お タイプ】
考え事
や心配事
で思い悩んだり、イライラ
する事が頭から離れないなど、精神的に緊張した状態は、心身の巡りを悪くさせます。そうすると、東洋医学では「お血」という悪い血が生じると考えます。その"お血"が更に心身の巡りを悪くして生じるタイプです。

《養生》
日頃から、よく身体を動かす
習慣を付けることが大切です
痛みがある時は無理して動かない方が良いので、注意して下さいね



【肝陽上亢 タイプ】
身体の栄養や潤いを育む働きが弱ることで生じるタイプです

《養生》
「栄養や潤いを育む働き」を東洋医学では『陰』の働きなのですが、『陰』を補うためには、質の良い睡眠
が欠かせません
遅くても23時
までには寝た方が良いですね
寝付きが悪い方は、昼間に体をよく動かす
ことです


【血虚 タイプ】
字の通り、"血"が"虚(むな)しい"状態です。
ここで言う"血"も東洋医学で表現する意味の"血"ですよ
栄養そのもの、と言ったところでしょうか。それが足らなくなっている状態ですね

《養生》
以前のブログ『産後の抜け毛』
(https://blogs.yahoo.co.jp/umedahari/15439454.html)
でも出てきましたが、スマホ
やテレビ
などで目を使いすぎると良くないですね。また、細かな作業やイライラも"血"を消耗する原因になるのでご注意下さい

赤飯や善財、レバーや豚バラを積極的に摂ると良いのではないでしょうか


○まとめ○
自分がどのタイプなのか、大まかな予想は付いたのではないでしょうか

上記の《養生》は、あくまでも体質を正確に分類出来てこその《養生》です。実際にはもっと正確に細かな体質分類が必要になります。そして、やはりそれは一定水準以上の鍼灸師でないと難しいので、お近くの"良い"鍼灸院
をお選び下さいm(__)m



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