面白い記事vol.21『国民健康保険が「未病」を招く? 漢方医学・丁 宗鐵医師に訊く、病気を防ぐ養生術』

病院
を受診して…
病気として診断される。病名を付けてもらう。

しかし、病気になる前に食い止める事が一番大事だと思います

そのためにも
養生
が非常に大切になってきます


自分の身体をどこまで自分で把握出来るか
が重要です


様々なご意見があると思いますが、今回の記事は僕も概ね賛成意見ですね


では…






「江戸時代の人たちの健康法を調べていると、今よりも優れていると思う点がたくさんあります。その本質を一言で説明すると『未病のうちに体調を整える』という考え方に集約される」

 不健康な生活を送る現代人こそ、あらためて学ぶ必要がある考え方だと力説するのは、日本薬科大学教授で、日本における「漢方」の第一人者である丁 宗鐵(てい・むねてつ)医師だ。

 東京都中央区の百済診療所で漢方相談を行なう丁医師は、漢方に関する多数の本の著者でもある。その丁医師が、現代人こそ学ぶべきと提唱する「江戸時代の知恵」とは、どのようなものなのだろうか?

【養生・摂生・保養が「未病」を防ぐ】

「江戸時代には、目の見えない視覚障害者のために、晴眼者が就けない鍼灸師や按摩師、琵琶法師など、いくつもの職業が指定され、費用をかけない福祉政策がありました。このことからも分かるように、この時代には、さまざまな点で優れた考え方を持っていた社会が実現していたのです」
 
その代表が「未病」という考え方。丁医師によると、「未病」とは「一見健康そうでもじつは病気に向かっている状態」、「病気に向かっている動的なプロセス」を指す。

「江戸時代の人は、いつも漢方薬を飲んでいたように思われていますが、それは誤解。薬を飲むのは最終手段でした。では普段は何をしているのか? 『摂養(せつよう)』といって、各人が普段から健康に気を使っていたのです」

では、「摂養」とは、具体的にどのようなものなのだろう。

「『摂養』の概念は大きく3つに分かれています。まずは『普段からの養生』、それから『摂生』。食事は腹八分目にするとか、お酒を飲み過ぎないなどですね。そして、最後が『保養』。身体をよく休めるということです」

これらの考えは、江戸時代の医学者・貝原益軒の書いた『養生訓』などにも記されており、江戸時代の人はこのように自分の健康に気を遣っていたというのだ。


【国民健康保険が「未病」を招く?】

それに引き換え、現代人の健康に対する考え方は「病気になって初めて医者にかかる」。しかも、自分自身のカラダのことが分からず、「専門家である医師に丸投げ」という状況になっている――と丁医師は嘆く。

その一因として、現行の国民健康保険制度を挙げた。

「健康保険制度というのは、病気になって初めて保険が適用されるシステム。人間ドッグにかかるなど普段から健康に気を遣う人には「損をするシステム」。「健康に投資をしている人」が得をしないのは、おかしな話です」(丁医師)

漢方の考えでは、人間ドックで異常値が見つかったら、それはすでに「未病」にあたるという。

「そこで生活習慣や食事を指導をして、健康な状態に戻すのが、本来の医療のあり方です」(丁医師)

ところが現実は、「具合が悪ければ、またどこか受診してください」というような、アフターケアが不十分な状況にある。そして、「さらに病状が進んでから医療機関を訪ねる」のが日本では通例だ。

「病気になって初めて保険が適応されるという、現在の国民健康保険制度の弊害だ」と丁医師は喝破する。

「アメリカには、国民全体をカバーする健康保険がない。自らの不摂生で身体を壊した人の治療費を国民全員で負担する、という考えはない。つまり、健康に留意しないと保険料が上がるシステムになっている」

「健康に対して意識の高い人は、マッサージや鍼灸、アーユルヴェーダ……さまざまなセルフケアを試すし、病気の早期発見・早期治療にも熱心だ。その結果、近年では米国人のがん患者数も減っている。自らの健康に関心をもつ――日本も大いに参考にすべきですね」

【「摂養」でいちばん大切なのは「保養」】

「未病」という江戸時代の考えに基づく考えが、これから日本で復活するのではないか――丁医師はそう考える。その中心となる概念の「摂養」のなかでもっとも大切だというのが「保養」だ。

「『保養』こそ、いまの日本人が忘れている重要な概念。たとえば、疲れたら休養してその日のうちに回復させる、1週間の疲れは週末でリセットする。このようにすれば、健康は確実に向上し、病気になるのを防ぐことにもつながる」(丁医師)

なかでも、近年増している精神疾患は「保養でとてもいやされる」という。

「うつ病の患者さんに話を訊くと、躁うつ病なのに、躁のときに休まず活動した結果、うつ病が悪化した――というケースが少なくありません。大切なのは、きちんと休める場所があること。ゆっくりと心身をいやせる環境が、健康の維持には不可欠だと思います」

「未病」のうちに体調を整えることは、結果的に医療費の削減につながる。「政府は、もっと予防医療に保険を適応すべきだ」(丁医師)という訴えは一聴に値する。




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