『気』 vol.2

前回『気』とは、「どんな物か?」と言う記事を載せましたが、今回は「どんな働き?」と言う内容です!!


前回に数種類の"気"を紹介しました。それぞれ個々の働きをもっているのですが、作用を概括すると、


①推動作用
 血の循行、臓腑・経絡の生理活動、更には人体の生長・発育など、すべての気に備わっている作用です。

 この作用が失調すると、発育が遅れますし、血行も悪くなったり、あらゆる物が滞ります!!
 ダメですね~!!"滞り!!"


②温煦(おんく)作用
 私達が一定の体温を保てているのは、この"気"の温煦作用のお蔭です。

 当然、この働きが失調すると、冷えます!!


③防御作用
 肌表を保護して、外邪の侵入を防ぎます。また、すでに侵入している場合は、"気"が病邪と戦って外に追い出します。

 衛気と関係が深いですね。


④固摂(こせつ)作用
 体液が漏れない様に働く作用ですね。血液が脈管から外に溢れ出さないのは、"気"の固摂作用のお蔭です。

「知らない間に、よく内出血が出来て~?」って方は、この作用が弱っているからなのです!!

 女性に多い"尿漏れ"や男性の"夢精"などもですね!!


⑤気化作用
 これには2つの意味があります。
 1つは、例えば精は気に化し、気は血に化す(『素問』陰陽応象大論篇)。

 もう1つは、例えば膀胱から尿が形成される働き。膀胱の気化作用です(『素問』霊蘭秘典論篇)。また、汗も然りです。
 物質の産生と代謝に関わる作用です。

 ちょっと解りにくいですかね~(^_^;)

疑問があれば、治療の際にでも気軽に聞いて下さいm(__)m


どれも単語からイメージして頂けるかと思います。
「イメージなんて曖昧なものは嫌だっ!!」って方、居られると思いますが、東洋医学を理解していく上では、とても大事な事なのです!!

この『イメージ力』!!

僕の様に、イメージばかりでもダメなんですけどね・・・σ(^_^;




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