七死の脈

患者さんを治療している際に、時々質問されます。

「先生。死ぬ時も解るの
?」

って。

正確な事を言うと、誰にも解らない事だと思います。

しかし、

「そろそろ危ないなぁ~
!?」

とか、

「もう、アカンやろうなぁ~
!?」

という事は予想が付きます。

では何を以て、それを判断するのか。

それぞれの先生によって判断する材料は代わって来ると思います。


そこで今回は、鍼灸界には何百年、何千年前から幾多に存在する古文書
の中から【鍼灸重宝記】。

その中で記載されている『七死の脈』。それをご紹介!!


その"脈"を紹介する前に、"脈を診る"作業は医師
も行う作業だと思います。

しかし、医師が診る"脈"と、我々鍼灸師が診る"脈"は、内容が違うんです!!

簡単に言いますと、

医師が診る時は主に"速さ"を診ていると思います。

「速い!頻脈だなぁ~!」

「脈が飛んでいるなぁ~!」

とか・・・。


鍼灸師の場合も当然"速さ"は診ますが、"形"も診ているんです!!

「コロコロしているなぁ~!」

「トゲトゲしているなぁ~!」

とか・・・。

では、『七死の脈』

「七死の脈あらはるればかならず死す」


弾石:石をはぢくごとし、尋ぬれば即ち散る。

解索:散乱して聚らず、次第不同なり。

雀啄:鳥の啄(ついばむ)ごとく連来て数急なり。

屋漏:止て時に起り相連らず、雨の漏(もる)ごとし。

蝦遊:浮て動ず、速に去って久しくして又来。

魚翔:魚の水面に尾を掉(ふり)て行ざるがごとし。

釜沸:釜にて羹(あつもの)を煮るに沸あがるごとし。



「何じゃこれ~
???」って感じだと思います。

しかしこの【鍼灸重宝記】に限らず、東洋医学の古文はどれも、こんな感じで書かれているんです(*_*)

だから何百年、何千年経った今でも研究
され続けているんです!!


奥深いですねぇ~!!

そりゃ!そうですね!だって、相手は"身体・・・心と体"ですから・・・(^_^ゞ






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