脾 vol.3

③統血
 これも漢字の通りで、"血を統べる"という事です!!

『統』には"たばねる"とか"まとめる"って意味がありますね。つまり、

血をたばねて、まとめる!

って事なんです!!

「???」ですか?

体を巡る(経脈中を流れる)血が、脈外に漏れ出さない(溢れ出さない)ように防いでいてくれるのは、脾気の働きのお陰なんです!!

『気』vol.2( http://m.blogs.yahoo.co.jp/umedahari/6385837.html )で紹介した『固摂作用』が大きく関わるのです!!

脾の気の固摂作用の働きがあるため、血液が血管から漏れないで、脈管を通る事が出来てるのですねぇ~!!

『統血』作用が悪くなると、"脾不統血"と言って、

崩漏・不正性器出血・血便・血尿などの症状が生じやすいですね~!!

そういえば先週、血尿を訴えて患者さんを治療しましたよ!
この話は、また今度しましょう!

それから「この内出血どうしたの?」と聞くと、

「ぶつけた記憶ないのに、気づいたら出来てたんです~!?


って、時々ないですか?

こういった経験の多い方、"脾"弱ってますよ!


出血とは少し違うのですが、脚などに血管がボコボコと浮き出る"静脈瘤"なんかも脾の障害ですね~!!

・・・つづく。






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