脾 vol.2

今回の"脾"の話も残念ながら一回で終わりませんでしたσ(^_^;

という事で、前回のつづき・・・。

②昇清(しょうせい)

 "昇る"と"清らか"です!!

東洋医学の単語、当たり前ですが漢字です。 経穴(ツボ)などでも、そうなのですが、単語それぞれに漢字の意味を当てはめていると言われます!

だから、"昇る"と"清らか"の働きなんです!

「はぁ~?
」ですよね。

"昇"とはまさに、脾の気は上へ昇る、上昇する性質がありますよ~!って事で、

"清"とは栄養物質の事(水穀の精微)をさします。

つまり、栄養物質を吸収して、それを上(肺・心)へ昇らせます。
そこから気血が全身を巡る。という流れですかね!!

この『昇清』作用が鈍ると、上に昇りませんし、全身に栄養が運化されませんので、

体がだるいなどの倦怠感
・脱力感
・眩暈


過敏性腸炎や慢性腸炎などの症状で特徴的な下痢(泄瀉)も脾の弱りですね~!!

更に、"上に昇らせる"というところから、"下に落ちないようにする"という意味も含みます。

そのため、脾気が弱ると下へ落ちていく(中気下陥)という事態が生じます。

その症状として"内臓下垂"。皆さんが「ピン
!!」と来るところで"胃下垂"や"脱腸"・"脱肛"なんて脾虚が絡みますね~!!(厳密には脾腎両虚ですかね!!)

脾気を整えてあげると、これらの症状も良くなるんですね~!!

鍼灸って、ホントに不思議で凄いですねぇ~!!

という事で、つづく・・・σ(^_^;





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