暑・火邪!!

"暑"と"火"の邪は、厳密には違う物ですが、性質が似ているので、一緒にして紹介します。熱い物の性質を想像すると、これも簡単です。①上昇しやすい[炎上性] 顔が赤くなって、のぼせた様になったり、目が充血したり、更には意識障害など・・・。水に火をかけると、お湯になり、更には蒸発してしまいますよね!!この様に、人の身体でも同様な考え方で、②気、津液を損傷しやすいと言う性質があります。...

燥邪!!

これも、漢字から性質をイメージして頂くと、簡単です。①乾燥させる働きで、津液を損傷しやすい[乾燥性]津液とは、身体の中の水分と思って下さい。鼻や口が乾いたり、喉が渇いて水分を欲しがる症状が出たり、皮膚が乾燥してカサカサになってヒビ割れが生ずる症状も、"燥邪"が関係すると考えます。これも、言い出せばキリがないのですが、喘息や胸痛、髪がパサつくなど・・・。梅田鍼灸治療院・整骨院のホームページで...

湿邪!!

梅雨や雨の続く時期に多いと言われます。日常の「"湿気"が多いなぁ~!!」と感じる時と、水の性質をイメージして頂くと、水は下へ下へと流れる性質がありますので、①人体の下部を犯しやすいです[下注性] 例えば、下半身がむくむと言った症状。他にも、女性の帯下や更には、脚気など・・・。雨の日、「身体が重い!!」とか「だるい!!」と感じる方、多いのではないですか?これも"湿邪"の仕業!!②重く、...

寒邪!!

「寒」の文字通り、寒い・冷えの事です。冷えると身体が温まりにくくなりますよね!!①陽気を損傷しやすい。 「悪寒がする」なんて言いますよね!!身体が温まらないと言う事は、血液循環が悪くなります。東洋医学での気血の滞りが生じやすいです。この事を、②凝滞性と言います。また、寒気を感じると、身体は縮まって、強張ります。時には、引きつれが起きたりもしますよね。これは、③収引性と言う、寒邪の特徴で...

『風』の邪⇒風邪!!

『風』の邪、『風邪』は、①年間を通じて現れますが、春に特に強くなります。 春に話題になる花粉症は、"風"の影響を反映した病気ですね~!!風は軽く、高く舞うところから、②身体の上部や肌表を侵襲しやすい。 頭痛・鼻づまり・咳・吹き出物などまた、風のイメージとして、急に起こり、動きが激しい(よく動き、変化する)ところから、③急速に発症し、変化に富む[遊走性] 昨日は、あっちが痛かったの...

風!!

六淫外邪の代表格と言っても過言ではないでしょう!!「風」と言う名の「外邪」→『風邪(ふうじゃ)』です!!現在では、「風邪(かぜ)」って読みますよね。東洋医学での「風邪(かぜ)」、「風邪(ふうじゃ)」は意味合いが幅広く、現在の鼻水・咳・発熱などの症状がある、一般的に言う「風邪(かぜ)」に留まりません。脳梗塞の事を、"卒中風"とか"中風"と言ったりしますよね!!または、足の親指が痛くなるので有名な"...

外因(六淫)

前回に名前だけ記載しましたが、『気候の変化など、外界から発病させる原因となるもの』です。六淫と言うだけあって、六つの外敵、『外邪』があります。風・暑・湿・燥・寒・火皆さん、一日・一年を通じて、「同じペースで生活している」と思っている方が多い様に、見受けられますが、人間の身体は、環境に合う様に刻々と状態を変えています!!変わらなければならない方向に逆らう事が、病気を招き入れる事になるのです!!六淫が、ど...