八法 追記

長々と紹介してきた「八法」ですが、最後に総括です。実際の治療においては、単独で使用せずにそれぞれの治療法を組み合わせて使用します。例えば、温法と補法。冷えて身体が弱っている患者さんに、温めながら元気を付けていく方法ですね!!また、食あたりで、お腹の調子が悪い患者さんには、悪さをしている邪を取りつつ、便と一緒に邪を排出する様に促す方法。消法と下法ですね!この様な感じで使用するのが、ほとんどですね~!!『...

八法 消法

暫くぶりですが、去年の末から紹介してきた「八法」も今回の「消法」で、最後になります。前回に紹介しました「補法」の逆と思って頂ければ良いのではないでしょうか。黄帝内経『素問』至真要大論「結なるは之を散じる」「堅なるは之を消す」この時期ですと、食べ過ぎて"胃もたれ"や呑み過ぎて"二日酔い"の様な症状を、治療する際に用いる手法ですね!!また、肝炎や筋腫、炎症性の腫れなどにも用いる手法です!...

八法 補法

『補』の字の通り、補う為の治療法です。黄帝内経『霊枢』経脈編「虚すれば則ち之を補う」身体の弱っている人に元気をつける治療法ですね。気・血・陰陽・臓腑の虚を補養します。例えば、夜更かしばかりの生活で"腎虚"になっている人には、腎気を補ってあげなければいけませんし、目を酷使しすぎて、かすみ目になっている人には、"肝血"を補ってあげなければいけません。他にも例をあげるとキリがないですね~...

八法 清法

熱邪を取り除く(清らかにする)治療法です。温法の逆と思って頂ければ良いのではないでしょうか。黄帝内経『素問』至真要大論「温なるは之を清す」という説明があります。温熱病。夏風邪みたいなものですかね!! 感染性、化膿性の疾患などに用いる事が多いですね!!有名な手法として"刺絡(しらく)"ですね!!私もよく使います!!昔、ある先生からこんな言葉を聞いた事があります。「刺絡は治療の母なり」確かに効果絶大ですね...

八法 温法

温めたり、寒邪を除去する治法ですね!!黄帝内経『素問』至真要大論「寒はこれを熱す」「寒を治するは熱をもってす」これが温法の理論的根拠ですね。冷えが原因で不調な状況を、温める事で解消しましょう!って感じですね!!鍼でも当然可能ですが、灸を用いる手法がスタンダードですね。私の経験上、お風呂やカイロで温めるより、冷えにくい様に思えます。芯の部分が温まるのでしょう。この時期、これからの時期は多いですね!!この時...

八法 和法

これは「和」の字の通り、和解・調和の作用で邪を取り除く方法です。『傷寒明理論』に「傷寒の邪表に在れば、必ず漬形しもって汗をなし、邪気裏に在れば、必ず蕩滌しもって利をなす。その不内不外、半表半裏にあるは、すでに発汗のよろしき所にあらず、また吐下の対する所にもあらず、これまさに和解すればすなわち可なり、小柴胡湯は和解表裏の剤たるなり」という記載がされています。『傷寒論』の少陽病証、半表半裏に対して用い...

八法 下法

胃腸などに停留している"熱"や"冷え"、"オ血"などを排便によって排出(下竅より排出)する方法です。黄帝内経『素問』陰陽応象大論「中満なる者は、之を内に瀉す。」これが下法の根拠の元ですね!!下法も汗法の場合と同じように、病状によっての分類があります。名前だけの紹介ですが、 ・寒下法 ・温下法 ・潤下法 ・峻下(逐水)法です。便秘症や結石(石ができてる)に使用する事が多いですかねぇ~...