内因(七情) 補足

数回に渡って『内因(七情)』の話をしてきました。過度の情志の変化は、臓腑や気血の働きにも変化をおよぼします・・・って。当然、逆もあります!!臓腑気血の失調が、情志の変化をもたらすパターンですね!!時々ある事なのですが、何処か身体に痛みなどの症状があると、「すごい病気なんじゃないか?」「このまま死んでしまうんじゃないか?」など、徐々に不安が増していき、寝つきも悪くなったりなどして、なお一層治りにくい状態にな...

内因(七情) vol.3

『思』 ・脾は思を主(つかさど)る ・気結(けっ)す いろいろと思いが募ると、食べ物が喉を通らなくなって、食欲がなくなったり、逆にお腹が張ってきたりするパターンですかねぇ~。 順序としては、思慮しすぎると気を鬱血させ、心を傷める事で、結果脾を損傷させるって感じですね!!『憂・悲』 ・肺は悲憂を主る ・気消える 悲しみすぎると肺気が弱って意気消沈してしまいます。『驚・恐』 ・腎は驚恐を主る ・気乱れるV...

内因(七情) vol.2

過度の情志刺激は、五臓や気血の機能を損傷させ、異常を引き起こします。『怒・喜・思・悲・憂・恐・驚』順番に紹介しましょう!!まずは、『怒』 ・肝は怒を主(つかさど)る ・気上る 「頭に血が上る!!」「カァーッ!!となる」って事ですね!! ヒドい場合は昏厥(こんけつ)を起こしたりします。 昏厥とは、突然倒れて、四肢が厥冷し、意識不明、人事不省におちいる症候の事です。 いつも、カッカ・カッカ(-_-#)している人は、&quo...

内因(七情) vol.1

以前(8/8)の記事「病気の原因⇨病因」で、東洋医学では病気の原因を外因・内因・不内外因の3つから考える事が出来ますよ!!という話をしました。そして、外因には風・暑(熱)・湿・燥・寒があり、それぞれの性質、特徴を説明したと思います。次回からは、『内因』について話をして行こうと思います!!内因とは「過度の感情など、内から生じる病の原因となるもの」です。東洋医学で考える感情とは、何があるか?七情というだけに...